SketchUp でデザイン ワークフローを効率化する 7 つの特性と機能
ここでは、3D モデリング ワークフローで SketchUp を使用して、より優れたプロジェクトをより迅速にクライアントに提供するのに役立つ 7 つの特性と機能をご紹介します。
SketchUp で商業用オフィスビルと中庭をレンダリング。
目まぐるしく変化するデザインの世界では、効率性が不可欠です。 建築家であれ、インテリアデザイナーであれ、適切なツールがあれば、ワークフローを合理化し、創造的なビジョンをスムーズに実現でき、大きな違いを生み出すことができます。 SketchUp は、3D モデリングおよびデザイン ソフトウェアのトップブランドであり、何百万人ものプロフェッショナルがプロジェクト開発を迅速化するのに役立つパワフルなツールを搭載しています。 ここでは、目標達成に役立つ SketchUp の 7 つの特性と機能をご紹介します。
1. 直感的で使いやすい 3D モデリング ソフトウェア
SketchUp のユーザーフレンドリーなインターフェースは、初心者にも熟練したプロにも使いやすい設計です。 そのツールのシンプルさにより、ユーザーは難しい学習に煩わされることなく、モデリングをすぐに開始できます。 この直感的なインターフェースにより、ソフトウェアの習得に費やす時間を短縮らし、デザイン プロジェクトにより多くの時間を割くことができます。
G2 という独立系のレビューサイトでは、SketchUp の使いやすさについて、建築製図ツールの業界平均を大きく上回る 92% という評価を顧客から得ています。
「SketchUp を際立たせているのは、その驚くべき直感性です。 コンセプトを頭の中で視覚化するのが苦手な私に代わって、SketchUp はアイデアの自由な探求を可能にしてくれます。」
デザイン ディレクター、Brad Holley 氏
SketchUp を日常的に使用しているプロのデザイナー、Brad Holley 氏は、高級住宅向けのカスタム プール デザインを作成しています。 使いやすいツールで制約なくデザインでき、想像を自由に膨らませることができる点が気に入っているそうです。
Brad Holley 氏の 100 万ドル プール デザイン
2. 堅牢な 3D 視覚化ツール
視覚化は、単なる美しい画像ではなく、設計や建設のワークフローにおいて重要な役割を果たします。 パワフルなビジュアル ツールを持つデザイナーは、デザインがどのように実現されるかをより良く示すことができ、クライアントの空間理解を助けることができます。 3D パースを使うと、設計上の潜在的な問題を早期に特定し、時間とリソースを節約できます。
建築家やデザイナーが強力なビジュアルを使用する代表的なメリットをご覧ください。
SketchUp Diffusion のレンダリング
デザイナーが直面する問題のひとつは、高品質なビジュアルを提供したいが、納期が厳しく、リアリティのあるディテールを加えるにはもっと時間が必要だということです。 素早く使えるレンダリング ソフトウェア ソリューションの選択が重要なのは、そのためです。
SketchUp のソフトウェア エンジニアは、建築家やデザイナーが視覚化を迅速に行えるように、インターフェース内に堅牢な AI ツールを構築しました。 たとえば、Diffusion は使いやすい生成 AI をもたらし、創造性を刺激し、デザインのストーリーをサポートする画像を生成できる斬新な方法を提供しています。
3. コラボレーションと共有が簡単に
デザイン プロジェクトでは、多くの場合、さまざまな関係者間のコラボレーションが必要です。 プロジェクトが大きくなればなるほど、関係者の数も増え、建築家と建設専門家にとって、チーム間の期待値を調整することがすぐに難しくなります。 SketchUp には、iPad でのプレゼンテーション モードから Meta Quest を使った束縛のない VR 体験まで、コミュニケーションを促進するためのツールが多数あります。
Trimble Connect は、建設業界向けに特別に設計されたクラウドベースのコラボレーション プラットフォームです。このプラットフォームで、クライアントや同僚とのモデルの共有が簡単に行えます。 Trimble Connect は、関係者全員がモデルの最新バージョンにアクセスできるようにし、リアルタイムでのコラボレーションとフィードバックを促進します。
画像 1: Revit プロジェクトでリンクした SketchUp モデル。 画像 2: 元の SketchUp モデル。
SketchUp では、建築・工学・建設業界のさまざまなソフトウェア間のコラボレーションが容易になるため、建築ソフトウェア プログラムの選択に悩む必要がありません。 Revit から SketchUp へのワークフローは、よく知られ、広く使用されているワークフローであり、Revit インポーターによって効率化されます。 ただし、構造エンジニア、建設専門家、測量士向けのコラボレーション ワークフローもあり、Tekla、Site Vision、Trimble Business Center などの他の Trimble テクノロジーを活用していますが、このワークフローについてはあまり知られていません。
4. 無料で使える膨大な数の既製の 3D モデル ライブラリ
SketchUp の 3D モデルライブラリである 3D Warehouse は、多くのユーザーに人気です。このライブラリでは、メーカー製品やモデルの背景要素をダウンロードできるため、すべてのモデルのパーツを一から構築する必要がありません。
「SketchUp の特長のひとつに、3D Warehouse があります。そこには、何百万もの既製のモデルがホストされていて、どれでも自由に入手できます。プロジェクトにフライドポテトを入れる必要がある場合でも、すぐに見つかります。」
— パートナー、Thiago Rodrigues 氏
AI 搭載の検索エンジンは、3D Warehouse で利用可能な数百万ものモデルを整理し、必要なものを素早く見つけることができます。 また、画像検索を使用して、実世界のテクスチャやすぐに使えるオブジェクトを見つけることもできます。
Isolina Mallon 氏がモデリングし、SketchUp の 3D Warehouse にアップロードした鉄と真鍮のシーリング ランプの 3D モデル。
3D Warehouse にはメーカーの実製品が含まれているため、設計からクライアントの承認、仕様決定までをより迅速に進めることができます。 サンフランシスコのインテリア デザイン スタジオの創設者である Isolina Mallon 氏は、3D Warehouse の大ファンです。 家具メーカーのモデルを見つけて指定できることを気に入っており、自身のモデルを 3D Warehouse にアップロードして他のユーザーと共有することもあります。
Isolina 氏が 3D Warehouse から着想を得て、ワークフローをスピードアップし、ビジョンをクライアントと共有する方法について、さらに詳しくご覧ください。
5. 拡張機能による高度なワークフローと相互運用性のサポート
SketchUp は、他の設計ツールや建設ツールとシームレスに統合できます。 Extension Warehouse で利用可能な拡張機能は、レンダリング、見積もり、高度なモデリング ショートカットなどのタスクを可能にして、機能を拡張します。 これらの統合により、ソフトウェアを切り替える必要がなくなり、より一貫したワークフローが可能になります。
Eneroth Face Creator を使用して、CAD の線画から面を生成します。
拡張機能を使用する際に最も難しいのは、どれを使用すべきかを知ることです。 目安として、プロセスに時間がかかりすぎていると思われる場合は、おそらくそれを短縮する拡張機能が存在します。 ワークフローで使用する標準的な拡張機能を始めるのに最適なのがここです。
Matthew Valero 氏は、高度なワークフローを実現するために、数百もの拡張機能を使用しています。その中には、強力なビジュアルを実現する V-Ray や、点群のインポートに使用する Scan Essentials などがあります。Scan Essentials による点群のインポートは、手戻りを減らし、精度を向上させるのに役立ちます。
6. 持続可能でエネルギー効率の高い建物を迅速に設計
SketchUp は、見た目にも美しく、エネルギー効率が高く、環境に配慮したプロジェクトを作成するのに役立ちます。
RTA Studio が設計した Scion イノベーション ハブの画像
RTA Studio は、持続可能で世界的に有名な Scion Innovation Hub の設計に SketchUp を使用しました。これは、ニュージーランド初の大規模な無鋼材木造建築です。 3D ソフトウェアの幾何学的モデリング機能は、木材部品の反復使用に最適な機能で、設計の迅速な反復を可能にしています。 この建物ができるまでにどんな要素が関わったかについて、詳しくはこちらをご覧ください。
多くの建築家が、エネルギー効率の高い建物を設計するために PreDesign を使用しています。 建築デザイナーはこのツールにより、プロジェクトの初期段階で貴重なデータ洞察を得ることができます。 PreDesign を使うと、最も効果的なシェーディング戦略を特定し、気候に関する洞察を引き出し、効率的な採光戦略を構築することができます。 Sefaira は、建物の性能を測定するために多くの建築家が使用するもうひとつの優れたツールです。
ここでは、持続可能なデザインを取り入れるための 5 つのリソースをご紹介します。
7. 3D モデリングにおける精密性と正確性
SketchUp の建築製図ツールは、正確な測定と正確なモデリングを可能にします。 このソフトウェアの推論システムは、線や形状の正確な整列を保証します。これは、詳細で正確な製図を行うのに非常に重要な機能です。
LayOut には、設計の詳細を請負業者やその他の関係者と簡単に共有できる 2D ドキュメントと注釈ツールが用意されています。
Andreas Lebisch 氏は SketchUp を使って建築の詳細をモデリングしています。
「SketchUp を使用すると、モデルから必要な要素を精密に切り出すためのガイドとして役立つ 3 次元形状を作成できます。 簡単なプロセスなので、大変助かります。」
— Andreas Lebisch 氏
建築家であり、持続可能な建設事業の起業家である Andreas Lebisch 氏は、SketchUp モデルを加工チームと共有し、加工チームが CNC マシンに正確な寸法を入力して、プロジェクト用の木材を切断する方法を説明しています。
効率的な設計ワークフローにスムーズに移行
SketchUp では、直感的でわかりやすい視覚化ツールを使って、アイデアをすばやく形にすることができます。 このプラットフォームのコラボレーション機能、膨大な数の既製の 3D モデル、拡張機能による高度なワークフローのサポートにより、SketchUp は建築・工学・建設業界に欠かせないツールとなっています。 ハイエンドのカスタム プールや持続可能な建物の設計においても、SketchUp はビジョンを効率的かつ効果的に実現するお手伝いをします。
無料トライアルで効率的なデザイン プロジェクトに飛び込んでみましょう。または、SketchUp のサブスクリプション サービスをチェックしてみてください。